英国のデータ・プライバシーと新型コロナウイルス: 主要なプライバシー問題に関するQ&A

    April 2020

    英国(2020年5月4日)

    新型コロナウイルスの問題が叫ばれるようになってから既に数か月が経つ中、現在におきましても収束の糸 口すら見いだすことができておりません。むしろ、東京オリンピックの延期をはじめ、日本のみならず海外 におきましても混乱が拡大する様相を呈しています。

    このような新型コロナウイルスによる混乱を受けて、Squire Patton Boggsの海外オフィスの弁護士が、新型 コロナウイルスに関連する法的問題及び対応方法をテーマに本記事を作成致しましたので、下記にあるURL をご参照ください。この英文記事につきまして、東京オフィスの弁護士による日本語要約も併せて作成して おりますので、新型コロナウイルス問題への対応をご検討頂く際にご参照頂ければと存じます。また、新型 コロナウイルス問題に関するご相談、本記事の内容についてご不明点、ご質問がございましたら、東京オフ ィスの担当弁護士までご連絡頂ければ幸いです。こちらの記事及び要約を通じまして、少しでもクライアン トの皆様のお役に立つべく、こらからも情報発信をさせていただく所存でございますのでお気軽にご相談く ださい。

    スクワイヤ外国法共同事業法律事務所

    Data Privacy and COVID-19 in the UK: Q&A on Key Privacy Issues
    英国のデータ・プライバシーと新型コロナウイルス:主要なプライバシー問題に関するQ&A
    英国(2020年5月4日)

    データの使用は、新型コロナウイルスとの戦いにおいて重要なツールです。場合によっては必然的に、特定の個人に関連する 個人データ、特に配慮を要する健康上のデータの使用を伴うことになります。英国のデータ保護規制機関であるICOは、デー タ保護法は、この恐ろしい病気の蔓延と戦うために必要なデータの使用を妨げるものではなく、必要に応じて、公益目的で適 用され、健康と安全を優先するものであることを明らかにしました。しかし、可能な限り、プライバシー権を尊重しつつ、個 人データが必要性の程度に応じた限度で使用されるようにする必要があります。

    本記事では、新型コロナウイルスに対処するために現在までにとられた措置または近い将来設ける必要がある措置によって生 じる主要なプライバシー問題に関する以下の質問に対して、ICOから公開されたアドバイスと、当事務所のデータ・プライバ シーおよびサイバー・セキュリティ・チームが直近数週間にわたってクライアントに対して提供したアドバイスをもとにまと めました。

    • 人材およびリソースが限られているため、本人からの個人情報へのアクセス要求に対して速やかに対応するのに苦労してい ます。ICOは、苦情を処理するときにこのような人材とリソースの不足を考慮していますか?
    • 弊社の従業員のほとんどは現在、自宅で働いています。これは、データセキュリティ上の義務にどう影響しますか?
    • このロックダウン期間中、対面式の会議に代えてビデオ会議の使用が増えていますが、これに伴って注意する点はあります か?
    • 「必須な」従業員の雇用主として、政府の新型コロナウイルスのテストポータルにアクセスする方法を教えてください。ま た、このアクセスがプライバシーの問題を引き起こすことはありますか?
    • 従業員の1人が新型コロナウイルスに陽性反応を示したことを他の従業員に伝えてもよいのでしょうか?
    • NHSXの新しい「Track and Trace」アプリが公開されたら、従業員にそれを使用させて、自己隔離を要求する警告を受け取っ たかどうかを知らせるように要求することはできますか?
    • 企業は、従業員または訪問者がオフィスや現場に入る前に、体温を確認させてその結果を提出することを要求してもよいの でしょうか?